Spe3’s blog

不定期更新。纏まりのない文章。それでも良ければ立ち寄ってください。

物書きの話(2021年5月28日)

 前回小説を書いているという話をしたが、別段学校で書き方を習ったわけでもない。しかし最近(といっても数か月前だが)になっていくつか書き方を整理したのでそれについて書き残しておこうと思う。当時自分がどうやって書いていたかを思い出すための備忘録みたいなものなので、「こう書くべき」というものではない。むしろ気づいていない約束事があるのならご教授願いたいと思っている。なんだかこういう些細なことって、「小説を書き始めるには」的な検索結果の上位に出てこない(単に検索の仕方が悪いだけかもしれない)気がする

【句読点】

・括弧(かっこ)の中、会話の最後に句点(。)をつけない

 小学生のころの作文からずっと引きずっていたが、ある日そんな話を聞いて、これまで自分が読んできたWeb小説や文庫本を引っ張り出して読んでみたところ、「」の会話の最後に句点がついているものの方が少なかったことに気づいてから修正した

 ちなみに私が読んだ記事か投稿かなにかは、「句点がついていると硬い印象になりやすい」とか書いてあったが、その効果が本当かは知らない。しかし改めてこの書き方でやってみると何となくなじみ深い感じになったので最近はこの手法を使っている

 

【感嘆符(エクスクラメーションマーク)・疑問符(クエスチョンマーク)の使い方】

・「!」「!!」「?」「!?」を用いる。それ以上に過度に使用することはしない

 大文字で「!!」や「!?」を使っていた時期があったが、どうやら半角英数字と同じ扱いで2つで1文字分の扱いらしく「!!」と「!?」でいいらしい

 これらの記号、登場人物の感情を表す際に用いる非常に便利な記号で、これを使うと驚きや困惑を強弱を簡単に表せるので「!?!?!?」みたいな使い方をしていた時期があった。しかし友人との雑談内でそれにまつわる話が出て、この使い方をあまりよく思わない人が一定数いると知った

 言われてから改めて向き合ってみると、くどいし表現に貧困さが出る気がしてきた。

 感嘆符と疑問符は便利だが、それに頼ることは文章表現で感情を表現しきれていない。あるいは読者に伝える描写を放棄しているうえ、読者にいちいち感嘆符と疑問符を数えさせるのかという話になってくる。辛辣に言えば安っぽい

 ただしこれは小説に限った話だ。マンガやゲームなどの視覚的な媒体であれば凝った表現をせず感嘆符や疑問符を必要なだけつけていいだろうし、逆にそれらが全くなくてもフォントや演出だけで感情を表現することもできるだろう。また小説であっても例外はあり、ギャグやテンポを重視するジャンルや作風で勝負する場合は別だ

 とはいえそれらはあくまで例外だ。これを書いている時点の私は感嘆符と疑問符の乱用は好ましくないと思っている。だからと言って言葉を飾りすぎると結局くどくなってしまい、頻繁に解説を挟むと緩急がなくてよくないので塩梅は難しいのだが

 

【段落の使い方】

 段落を変えるのは最低限にする。会話の括弧は連続して書き、最初と最後に何もない段落を入れるようにするようにするのが現在の書き方です

 これは何となくなので何かに影響されたわけではないと思います

 

三点リーダー】

 二つつなげて「……」とするのが正式らしいと知ってそれ以降はそうするようにしています

 それに加えてセリフを書ききらずに「○○……」で余韻や続くセリフを読者依存にする表現を多用する行為をネット上では「三点リーダー症候群」と呼ぶことがあるそうです。あくまでビジネス上のフォーマルな場所で使用が推奨されないという話でカジュアルの場面では三点リーダー嫌いの人相手でもなければ問題ないことではあるものの、多用は避けたほうがいいかなと考えるようになりました

 読み返すと、言い切ってもほとんど印象が変わらないものが意外とあったので、そういった部分はできる限り修正するようにしています

 

【「~なあ」「~ねえ」の表記】

 しばらく「~だなぁ」や「~だねぇ」という表記を使っていましたが、気が変わって「なあ」「ねえ」の大文字表記に変えました

 

【「っ」表記】

 軽い舌打ちや短い呼吸をあらわすときに用いていたのですが、自分が知る界隈ではあまり見かけない表記だったことや、わざわざ会話を挟まなくても表現内で完結させられることから使用を避けるようになりました

 

【最後に】

 あくまで自分の文章の話で、一般論かは知りません。調べたほうがいいのかもしれないですが、厳密なことは自分で調べてください

 見ていただきありがとうございました。おつかれさまです